理事長就任のご挨拶


皆様におかれましては時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また、公益社団法人埼玉県臨床工学技士会の事業に関しましては、格別のご指導・ご支援・ご協力を賜り深謝申し上げます。
 この度、2020年5月31日(日)に行われました公益社団法人埼玉県臨床工学技士会定時総会後の臨時理事会において、理事長(代表理事)を拝命いたしました公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院医療技術部臨床工学室の安藤勝信と申します。4代目山下芳久会長の後を引き継ぎ5代目理事長として活動を始めさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 埼玉県臨床工学技士会は、1996年6月16日に任意団体として発足し、2008年11月14日に社団法人埼玉県臨床工学技士会となり、さらに2014年4月1日に公益社団法人埼玉県臨床工学技士会となりました。これも皆様のご理解・ご協力のお陰であり誠に有難うございます。
 臨床工学技士に求められる業務も年代とともに変化し、呼吸・代謝・循環の3本柱を主とした生命維持管理装置の操作・保守点検を業とすることを定めた臨床工学技士法が1987年に施工され、2007年の医療法改正により院内の医療機器管理も行うこととなりました。さらに最近では、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」において、法令改正を含めた新たな業務が検討され、臨床工学技士への期待も益々大きくなっています。
 県民の皆様には、「健康・医療の安全」を啓蒙する活動として、「県民公開講座」を毎年開催しています。内容は、病気にならない・健康増進の方法などの講演とAED(自動体外式除細動器)の実技研修の2本立てとなっています。当初は大宮で開催していましたが、多くの県民の皆様に参加していただくよう、越谷・熊谷・東松山・川越と場所を移しながら県内各地を廻って活動を行っています。皆様の地域で開催した折には、是非ともご参加いただきますようお願い申し上げます。
 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い当技士会の集合型研修が全て中止となり、活動方法を模索している状況ではありますが、皆様のご支援とご協力を賜りながら会の運営に努めて参る所存です。何卒、宜しくお願い申し上げます。



(公社)地域医療振興協会 練馬光が丘病院
安藤勝信